「家族葬のお悔やみの仕方は何が適切なの?」
「家族葬のお悔やみってメールで伝えてもいいの?」
「お悔やみの手紙の書き方や例文を知りたい」
家族葬は故人と親しい人だけで行う少人数の葬儀なので、お悔やみの仕方も一般葬と異なる部分があります。
そのため、家族葬ならではのマナーを知らずにお悔やみをしてしまうと恥をかいたり迷惑をかけたりするかもしれません。
そこで今回は、家族葬のお悔やみの仕方を分かりやすく解説します。
お悔やみの言葉や電話、手紙、メール、LINE(ライン)など方法別に例文やマナーもお伝えするので、ぜひ最後までご覧ください。
家族葬とはどんな葬儀?
従来、葬儀はより豪華で大きな規模のものが好まれ、多くの方にお見送りいただくことが故人の供養につながると考えられる傾向にありました。
また、近隣の方々と助け合って葬儀を出すご家庭も多く見られました。
しかし少子高齢化や近隣とのおつきあいの減少にともない、近年ではシンプルで小規模な葬儀を選ばれるご遺族が増えています。
とくに10~30名ほどのごく近しい方々でとり行う家族葬は、年々利用者を増やしています。
家族葬が好まれる理由としては、以下のような点が挙げられます。
- 参列者の対応に追われることなく、穏やかなお見送りができる
- 故人らしい個性豊かな演出を取り入れることができる
また最近では「終活」の一環として、ご自身のためにあらかじめ家族葬での葬儀を選んでおかれる方も増えています。
家族葬の特徴やメリット・デメリットについてはこちらの記事でまとめているので、詳しく知りたい方はぜひご覧ください。
初めて家族葬を行う方向けに、家族葬とは何なのかから、通夜や告別式の流れ、呼ぶ参列者の範囲、費用相場、弔電や挨拶まで全てのことを分かりやすく解説します!
家族葬ではお悔やみを控えるべき?
故人を悼み、ご遺族やご親族を慰める「お悔やみ」は、お声がけばかりではありません。
葬儀に参列することや弔問にうかがうこと、またお香典やお供物・供花を送ることもお悔やみの気もちを伝える行為です。
しかし家族葬においては、葬儀に参列できるのはごく限られたお身内のみとされ、お香典やお供物・供花も辞退されていることもあります。
このような場合、まずはご遺族の意向に従うのが家族葬のマナーです。
お世話になった故人への弔意を示したい、なんとかお悔やみの気もちを伝えたいと思われる方もいらっしゃるでしょうが、まずは家族葬というお見送りのかたちを選ばれたご遺族のお気もちを尊重することが重要です。
家族葬について守るべきマナーはこちらの記事でまとめているので、詳しく知りたい方はぜひご覧ください。
家族葬はまだ一般に広まっておらず、正しいマナーを守れるか不安に思う方は少なくありません。そこで今回は、家族葬に参列する場合・しない場合・行う側それぞれのマナーを分かりやすく解説します。
家族葬のお悔やみの仕方や方法は何が良い?
では、家族葬ではどのようにお悔やみの気もちを伝えればよいのでしょう。
お悔やみは本来、直接お目にかかって伝えるものとされています。
しかし親しい関係であれば、電話でお悔やみを伝えてもマナー違反ではありません。
また近年では、メールやLINEなどを使う方も増えています。
メールやLINEはご遺族も都合のよいときに読むことができ便利ですが、あくまでも略式の方法です。
目上の方やお仕事の取引先の方へは、後日お目にかかって直接お悔やみを伝えるか、お悔やみのお手紙を差し上げることをおすすめします。
お香典や供花・供物、弔電については、まず訃報連絡などでご遺族の意向を確認します。
辞退されている場合は無理にお送りすることは控え、後日あらためて弔問にうかがうことを検討されるとよいでしょう。
家族葬でお悔やみの言葉を伝えるポイント
お悔やみの言葉を伝える際には、必ず気をつけなければならない点があります。
ここでは、家族葬でお悔やみの言葉を伝えるポイントを挙げてみましょう。
忌み言葉は使わない
お悔やみに限らず葬儀では、忌み言葉を避けることが大切です。
忌み言葉には、不幸が重なることを連想させる「重ね言葉」や直接生死を思わせる表現などがあります。
「重ね言葉」の例としては、重ね重ね・たびたび・ますますなどが挙げられます。
また、繰り返しを連想させる再び・再三・続くといった表現も避けなければなりません。
死ぬ・死亡・生きるなどの直接生死を思わせる表現は、ご逝去・ご生前といった言葉に言い換えるとよいでしょう。
このほか、苦しみ・消える、数字の4や9などが避けるべき言葉とされています。
さらに宗教や宗派によっては使用しない言葉もあります。
「ご冥福」はキリスト教や神道・浄土真宗では使われませんので注意が必要です。
死因は聞かない
お悔やみをお伝えする際は、故人の死因や亡くなられた際のご様子などは尋ねないのがマナーです。
ご遺族の方からその時のご様子をお話しになった場合にも静かにお話を聞く程度にとどめ、あれこれ質問することは控えましょう。
安易に励ましの言葉を送らない
お身内を亡くされたばかりのご遺族に、安易な励ましの言葉をかけることは控えましょう。
「がんばって」「しっかりして」など、親しい間柄であればつい言ってしまいがちですが、すでに精一杯がんばっていらっしゃるご遺族の負担になってしまう可能性もあります。
短く簡潔な言葉で伝える
お忙しいご遺族に、長々と時間をとってお悔やみを伝えることは避けましょう。
このため、お悔やみの言葉は「このたびはご愁傷様です」や「心からお悔やみ申し上げます」など短く簡潔なものを選ばれるとよいでしょう。
家族葬のお悔やみの言葉を電話で伝える注意点
電話でお悔やみの言葉を伝える際には、長々と時間を取らないように心がけます。
また、電話をする時間帯やタイミングにも注意が必要です。
お身内やよほど親しい間柄でない限り、訃報を聞いてすぐに電話をするのは避け、後日ご遺族が落ち着かれてからお悔やみを伝えましょう。
家族葬のお悔やみの言葉を手紙やハガキで伝える注意点
次に、家族葬のお悔やみの言葉を手紙やハガキで伝える注意点を見ていきましょう。
家族葬でお香典やお供物・供花などを辞退されていた場合、手紙やハガキはお悔やみの気もちをしっかりと伝えることができる唯一の方法です。
また、手紙はお悔やみを伝える正式な手段です。
目上の方やお仕事の取引先の方へお悔やみを伝える際には、ハガキではなく手紙(お悔やみ状)を出されることをおすすめします。
シンプルなデザインで簡潔な文章を心がける
お悔やみの手紙では、簡潔な文章を心がけましょう。
使用する便箋や封筒は、落ち着いたシンプルなデザインのものを選びます。
白無地の便箋、封筒は同じく白無地の一重のものが基本です。
正式には、罫線もない便箋が望ましいとされています。
また、封筒は二重のものは不幸が重なることを連想させるため、避けるようにしましょう。
ハガキの場合も同様に、白のシンプルなデザインのものを使用します。
華やかな切手は避け、弔事用もしくは普通切手を貼って投函します。
縦書きで書く
お悔やみの手紙やハガキは、縦書きで書きます。
「悲しみの涙で薄まった」という意味から薄墨を用いるのが正式です。
現代では毛筆にこだわる必要はないとされ、グレーのインクのペンなどを使われてもよいでしょう。
黒やブルーブラックの万年筆やボールペンを使っても問題はありません。
お悔みの手紙やハガキはいつまでに出すべき?
お悔やみの手紙やハガキは、基本的には初七日までに届くように送るのがマナーです。
家族葬の場合は、葬儀終了後に訃報が届くケースや年末の喪中ハガキでご不幸を知るケースも考えられます。
その場合は、できるだけ早くお悔やみの手紙を送るように心がけましょう。
お悔やみの手紙やハガキの文例
お悔やみの手紙やハガキでは、簡潔な文章を用いることが重要です。
「拝啓」「謹啓」などの頭語、時候の挨拶は不要です。
後付けには「日付」「差出人」「宛名」を記しましょう。
この際、日付は和暦を用いるのが正式です。
結びの言葉のあとに「合掌」と記す場合もあります。
以下にお悔やみの手紙やハガキの例文を挙げますので、ご参考になさってください。
ご尊父さまご逝去の報に接し、心からお悔やみを申し上げます。
あまりに突然のことに、言葉もございません。
本来ならば、まずお伺いしお悔やみを申し上げたいところですが、遠方のためままなりませんことをお許しください。
ご家族のみなさまには、お力をお落としになりませんよう、どうかご自愛ください。
略儀ながら、まずは書中をもちましてお悔やみ申し上げます。
令和◯◯年◯月◯日
◯◯◯◯(差出人名)
◯◯◯◯様(喪主名・宛名)
また、以下は会社の取引先に宛てたお悔やみの例文です。
このたびは貴社取締役◯◯◯◯様のご逝去の報に接し、心からお悔やみを申し上げます。
ご遺族さまはもとより、貴社のみなさまのご心痛はいかばかりかと拝察いたします。
ご生前、◯◯様にはひとかたならぬご厚情を賜り、弊社一同深く感謝いたしております。
本来ならばすぐにでもお伺いするべきところではございますが、諸事情により叶わず誠に申し訳ございません。
略儀ながら、まずは書中にてお悔やみを申し上げます。
◯◯様のご冥福を心よりお祈り申し上げます。
令和◯◯年◯月◯日
株式会社◯◯ ◯◯◯◯(差出人名)
家族葬のお悔やみの言葉をメールで伝える注意点
近年はインターネットの発達や携帯電話・スマートフォン等の普及により、お悔やみの言葉を伝える手段としてメールを使う方も増えています。
メールであればご遺族は都合のよいときに開封することができ、お忙しいなかで時間をとってしまう心配もありません。
しかし、本来お悔やみは直接お目にかかって伝えるものとされています。
メールはあくまでも略式であることを心に留め、後日あらためて弔問にうかがうなど、直接お悔やみをお伝えしましょう。
件名でお悔やみのメールと分かるようにする
お悔やみのメールを差し上げる際には、まずは件名に注意が必要です。
「お悔やみ申し上げます」など、あらかじめお悔やみのメールであることが分かる件名にしておきましょう。
ご自分の名前や社名を件名に添えておかれるのもよいでしょう。
簡潔なメッセージを心がける
お悔やみの言葉を伝える際には、短く簡潔な言葉を選ぶことを心がけましょう。
これは直接お目にかかってお悔やみを伝える際も、メールを差し上げる際も同様です。
また、たとえ親しい間柄であっても改まった表現・丁寧な言葉を用います。
忌み言葉はもちろん、絵文字や機種依存文字の使用も避けます。
お悔みのメール文例
以下にお悔やみのメールの例文を挙げますので、ご参考になさってください。
件名:お悔やみ申し上げます
ご主人様のご逝去を悼み、謹んでお悔やみ申しあげます。
あまりに思いもかけないことで、言葉もございません。
ご家族のご落胆もいかばかりかと存じますが、どうぞみなさま無理をなさらず、ご自愛くださいますよう。
ご主人様のご冥福を心よりお祈り申し上げます。
また、以下は会社の取引先の方に宛てたお悔やみのメールの例文です。
件名:お悔やみ申し上げます 株式会社◯◯営業部◯◯◯◯
お身内のご逝去のお知らせを受け、心からお悔やみ申し上げます。
ご心痛はいかばかりかと拝察いたしますが、どうかご無理なさいませんように。
ご実家が遠方とのことでご葬儀に駆けつけることも叶わず、略儀ながらメールにて失礼いたします。
謹んでご冥福をお祈りいたします。
なお、このメールへのご返信は不要でございます。
家族葬のお悔やみの言葉をLINE(ライン)で伝える注意点
メール以外にも、LINE(ライン)を使われる方もいらっしゃるでしょう。
しかしLINE(ライン)は、メール以上に略式の手段です。
目上の方や会社の取引先の方へは、LINE(ライン)の使用は控えましょう。
親しい方ならLINE(ライン)でお悔やみを送っても大丈夫
ごく親しい間柄の方であれば、LINE(ライン)でお悔やみの言葉をお伝えすることは可能です。
ただしこの場合もあらたまった表現・丁寧な言葉を用いるよう心がけ、絵文字やスタンプの使用は避けましょう。
お悔みのLINE(ライン)文例
以下にお悔やみのLINE(ライン)の例文を挙げますので、ご参考になさってください。
お父様のご逝去の報に接し、心からお悔やみ申し上げます。
くれぐれもご無理なさいませんように。
なにかできることがあれば、いつでもご連絡をください。
返信は不要です。
家族葬に香典を送ってお悔やみを伝える際の注意点
家族葬は参列者が限られているため、参列できなかった方はお香典をお送りするケースが考えられます。
この場合、まずはご遺族がお香典を受け取っていらっしゃるかどうかを確認する必要があります。
お香典を受け取っていらっしゃった場合は、ご自宅もしくは家族葬の会場を送り先として、現金書留で郵送するのが一般的です。
葬儀会場を送り先にする場合には、事前に現金書留の受取りが可能かどうかの確認もしておきましょう。
現金書留の封筒に現金を直接入れることは避け、お香典袋を使用します。
また短くてもかまいませんので、お悔やみのお手紙を添えて送られることをおすすめします。
家族葬における香典の送り方やマナーはこちらの記事でまとめているので、詳しく知りたい方はぜひご覧ください。
家族葬を行う場合、香典は辞退すべきなのでしょうか?今回は香典辞退の考え方や辞退する場合の連絡方法、文例を分かりやすく解説します。
家族葬に供花や供物を送ってお悔やみを伝える注意点
お香典以外にも、供花やお供物を送ってお悔やみを伝える方もいらっしゃるでしょう。
この場合も、まずはご遺族の意向を確認することが重要です。
葬儀案内や訃報連絡の内容をよく読み、お香典と同様、供花やお供物も辞退されている場合は、お送りすることは控えましょう。
分からない場合は、ご遺族に直接確認なさるか葬儀会場に問い合わせます。
供花やお供物を受け取っていらっしゃった場合は、葬儀会場へお届けします。
供花の金額は12,000円~20,000円ほどが一般的です。
葬儀社によっては自社の供花のみを受け付けている可能性も考えられますので、事前に直接会場へ問い合わせてみられることをおすすめします。
お供物としては、果物や菓子類、線香・ろうそくなどが挙げられます。
こちらの金額は3,000円~5,000円ほどが一般的です。
また、供花やお供物を送る際には、タイミングも重要です。
必ずお通夜や葬儀・告別式に間に合うように手配をしましょう。
家族葬に供花や供物を送る際のマナーや注意点はこれらの記事でまとめているので、詳しく知りたい方はぜひご覧ください。
家族葬では供花は贈ってもいいのでしょうか?今回は家族葬における供花の意味合いや辞退について、贈る際のお花の選び方や金額相場、マナーなどを分かりやすく解説していきます。
家族葬でお香典を辞退された場合、代わりに何か品物を渡しても良いのでしょうか?そこで今回は、家族葬でお香典代わりに渡せる品物や渡す判断基準、マナーなどを解説します。どんなお菓子や供花が良いかもお伝えするので、ぜひご覧ください。
家族葬に弔電でお悔やみの言葉を送る注意点
次に弔電について考えてみます。
こちらもまずはご遺族の意向を確認し、受け取っていらっしゃった場合は喪主に宛てて葬儀会場へお届けします。
近年では、インターネットを通じた弔電サービスも多く見られます。
数多い台紙のサンプルや定型文のなかから、簡単に弔電を作成することが可能な便利なサービスです。
弔電もまた、お通夜や葬儀・告別式に間に合うように手配することが大切です。
家族葬に弔電を送る際のマナーや注意点などはこちらの記事でまとめているので、詳しく知りたい方はぜひご覧ください。
家族葬を行う場合、弔電は辞退するべきなのでしょうか?今回は家族葬における弔電の取り扱い方を、受け取る場合とお断りする場合どちらのケースも解説します。
【お悔やみが遅れた】家族葬の後に訃報を知った場合は?
家族葬では、葬儀を終えた後に報告を兼ねた訃報連絡が届くケースも多く見られます。
葬儀後に訃報を知った場合、どのようにお悔やみを伝えればよいのでしょうか。
まずは遺族に電話する
親しい間柄であれば、まずはお電話でお悔やみの気もちを伝えましょう。
「忌み言葉を避ける」「亡くなった時の状況を詮索しない」などの基本的なマナーを守り、手短な会話を心がけます。
また故人のみと交流があり、ご遺族との面識がない方がお電話をなさる場合には、まず故人との関わりをお伝えするのがマナーです。
後日に弔問するか手紙を送る
弔問におうかがいする場合も、まずはお電話でご遺族のご都合を確認します。
葬儀後の弔問は一般的に葬儀後3日以上を空け、四十九日までを目安にします。
日程や時間を決める際は、ご遺族のご都合を優先しましょう。
喪服は着用せず、地味な色合いの平服でうかがいます。
男性はスーツ、女性はワンピースやアンサンブルをお召しになるとよいでしょう。
ご遺族が弔問を辞退された場合や遠方にお住まいで弔問にうかがえない場合には、できるだけ早急にお悔やみの手紙をお送りすることをおすすめします。
家族葬が終わった後に弔問する際のマナーや服装などについてはこちらの記事でまとめているので、詳しく知りたい方はぜひご覧ください。
家族葬の後日弔問する場合、どんなマナーを守ればいいのでしょうか?今回は家族葬で弔問する際の香典や服装などのマナーについて分かりやすく解説します。また遺族向けに弔電を辞退すべきかどうかや連絡法などもお伝えします。
家族葬のお悔やみの言葉例文
ここでは家族葬におけるお悔やみの言葉について、例文をあげながら見ていきたいと思います。
家族葬の連絡を受けた時のお悔やみ例文
まず、家族葬の前に連絡を受けた場合について考えてみます。
この場合のお返事では、以下のことをお伝えしましょう。
- お悔やみの気もち
- お知らせをいただいたことへのお礼
- 葬儀への参列の可否の確認
以下、家族葬の連絡を受けた時のお悔やみの例文です。
このたびは、心からお悔やみ申し上げます。
お知らせのお気づかいをありがとうございました。
ぜひご葬儀に参列させていただきたいのですが、日程などお教えいただけますでしょうか。
家族葬の葬儀場でお悔やみの挨拶をする例文
次に、家族葬の葬儀の席でお悔やみの挨拶をする場合について考えてみましょう。
葬儀の際のご挨拶は控えめな声で、簡潔にお伝えすることが大切です。
以下、例文です。
- このたびはご愁傷様です。
- 心よりお悔やみ申し上げます。
ご友人など親しい間柄であれば「ご無理なさいませんように」「なにかできることがあれば、ぜひおっしゃってください」などの言葉をお伝えになるのもよいでしょう。
家族葬は新聞のお悔やみ欄に掲載するべき?
新聞のお悔やみ欄は、一度に多くの方に訃報をお届けできる手段です。
ある一定のスペースに故人の氏名や亡くなった日時、お通夜・告別式の日程などが掲載されます。
大手企業の社長などの著名人の訃報は新聞社の判断で掲載される場合もありますが、一般の方の死亡広告はほとんどの場合、有料です。
掲載スペースの大きさによって、大手の新聞であれば10〜350万円、地方紙では15〜150万円ほどの費用がかかります。
どうしても故人が亡くなったことを知らせたいという場合以外は、無理に新聞のお悔やみ欄に掲載はしなくていいでしょう。
家族葬のお悔やみは遺族の気持ちを考えて伝えましょう
お悔やみの気もちをお伝えするのは難しいと感じられる方も多いでしょう。
葬儀の際には、選ぶべき言葉にもルールやマナーがあります。
基本的なルールやマナーを身につけ、ご遺族のお気もちに寄り添ったあたたかな表現やお声がけをしたいものです。
他に注意しておきたい家族葬ならではのマナーや注意点などはこれらの記事でまとめているので、ぜひ合わせてご覧ください。
初めて家族葬を行う方向けに、家族葬とは何なのかから、通夜や告別式の流れ、呼ぶ参列者の範囲、費用相場、弔電や挨拶まで全てのことを分かりやすく解説します!
家族葬はまだ一般に広まっておらず、正しいマナーを守れるか不安に思う方は少なくありません。そこで今回は、家族葬に参列する場合・しない場合・行う側それぞれのマナーを分かりやすく解説します。