【自宅で家族葬】自宅葬のメリット・デメリット、費用相場などを解説!

「自宅葬を行うのって大変なのかな…」

「自宅葬の流れって一般葬とは違うの?」

「自宅葬の費用相場って実際いくらくらい?」

 

自由な形で故人らしい葬儀を送れると近年人気の葬儀に「自宅葬」があります。

しかし自宅に参列者を招くのは準備などが大変ではないかと心配する方もいるのではないでしょうか?

そこで今回は、自宅葬を行うメリット・デメリットを分かりやすく解説していきます。

あ

自宅葬ならではのマナーや費用相場、安くする方法などもお伝えするので、ぜひ最後までご覧ください。

【自宅で行う家族葬】自宅葬とはどんなお葬式?

【自宅で行う家族葬】自宅葬とはどんなお葬式?

近年注目されている葬儀形態のひとつが、自宅葬です。

自宅葬は、その名が示すとおり自宅でとり行う小規模な家族葬です。

時間にとらわれず、思い出のものに囲まれて、自由なかたちで故人を見送ることができる点が自宅葬の最大の特徴です。

そもそも従来の日本では、自宅での葬儀は普通のことと考えられていました。

近隣とのおつきあいが盛んで、菩提寺とのつながりも深かったため、葬儀の場として自宅が選ばれていました。

あ

また平屋の戸建てなど、葬儀がとり行いやすい住宅が多かったことも自宅葬が一般的であった理由と言えるでしょう。

その後、都市部を中心に集合住宅が増え、自宅での葬儀は難しくなっていきます。

同時に、近隣とのおつきあいや菩提寺とのつながりも希薄になっていきました。

多くの葬儀社が設立され、斎場の建設が進んだのもこの時期です。

エンディングデータバンクの調査によると、現在斎場でとり行われる葬儀の割合は全体の9割以上とされています。

しかし近年、家族葬が注目され始め、故人らしい小規模な葬儀でのお見送りが増えてきました。

あ

これにともなって、住み慣れた自宅を葬儀の場として選ぶご遺族も増加しています。

自宅葬は地方や田舎の方が多い

自宅葬は地方や田舎の方が多い

自宅葬は、都市部に比べ地方で多くとり行われる傾向にあります。

葬儀を自宅でとり行うことは当然と考えられている地方も多いようです。

この理由として、以下のようなものが挙げられます。

  • 都市部に比べて、平屋の戸建てなどスペースにゆとりがある住宅が多い
  • 都市部ほどたくさんの葬儀社や斎場がない
  • 都市部に比べて、菩提寺との結びつきが深い

自宅での家族葬の主な流れや手順、時間

自宅での家族葬の主な流れや手順、時間

自宅での家族葬においても、流れや手順は一般的な葬儀と違いありません。

ここでは、ご逝去から葬儀終了までの流れを見ていきたいと思います。

  1. ご逝去〜ご遺体の搬送・安置
  2. 葬儀社の決定・打合せ
  3. ご親族や参列者への連絡
  4. お通夜〜通夜振る舞い
  5. 葬儀〜告別式〜出棺
  6. 火葬〜火葬後の法要(繰り上げ初七日)〜精進落とし

全てを終えるまで、最短でも3日ほどかかるとお考えになるとよいでしょう。

あ

家族葬の流れについてはこちらの記事で時系列でまとめているので、詳しく知りたい方はぜひご覧ください。

>>「【家族葬の流れ】ご逝去から告別式や通夜の日程や時間を全て解説!」

【自宅葬の費用相場】家族葬を自宅で行う場合はいくらかかる?

【自宅葬の費用相場】家族葬を自宅で行う場合はいくらかかる?

次に、家族葬を自宅でとり行った場合の費用について考えてみたいと思います。

まず一般的な葬儀では、お通夜から告別式までの費用は200万円ほどとされています。

一方、家族葬を自宅でとり行った場合の費用は40万〜100万円ほどとなっています。

自宅葬ではすべてを家族だけで取り仕切ることは難しく、葬儀社へ依頼されるケースがほとんどです。

斎場を利用する場合に必要な施設・会場使用料は不要ですが、祭壇や棺・霊柩車の手配・ドライアイスなどにかかる費用は必要です。

あ

お選びになる祭壇や棺の種類・必要な係員の数、また特別な演出の希望などによって、家族葬を自宅でとり行った場合の費用には、それぞれのケースで大きな違いが見られるようです。

家族葬の費用相場や安くする方法はこちらの記事でまとめているので、詳しく知りたい方はぜひご覧ください。

>>「【家族葬の費用相場】各社の葬式費用の比較や内訳、安くする方法を解説!」

自宅葬でのお坊さんへのお布施費用相場はいくら?

自宅葬でのお坊さんへのお布施費用相場はいくら?

基本的な葬儀費用に加えて、読経をお願いする僧侶へのお布施も必要です。

お布施費用を29~60万円とする調査もありますが、お布施の金額は宗派によって大きく違います。

また戒名をつけていただく際の謝礼も、そのランクによって大きく変わります。

 

一例として、お布施の合計金額を40万円とした場合の内訳を挙げてみます。

この場合、まず読経の謝礼として15~30万円、戒名への謝礼が10万円~、さらにお車代として5,000~1万円、御膳料に5,000~2万円となります。

僧侶に自宅まで出向いてもらった場合はお車代が必要です。

また僧侶が通夜振る舞いや精進落としに参加なさらない場合には、お食事代として御膳料をお渡しします。

読経の謝礼は回数によって金額が決まります。

家族葬では、どの場面で読経をお願いするかご遺族のご意向で決めることができます。

読経の回数が少なくすることで、お布施のための費用を抑えることも可能です。

あ

家族葬でのお坊さんへのお布施代の相場や渡し方のマナーなどはこちらの記事でまとめているので、詳しく知りたい方はぜひご覧ください。

>>「【家族葬のお布施相場】恥をかかないマナーと安くする方法を解説!」

家族葬を自宅で行う自宅葬のメリット

家族葬を自宅で行う自宅葬のメリット

あ

ここでは、家族葬を自宅でとり行う「自宅葬」のメリットを挙げてみます。

故人が安心できる自宅で葬儀を行える

最後は自宅に帰りたいと望まれる方は多いでしょう。

ご家族と過ごした自宅に戻り、故人を安心させて差し上げられるという点は、自宅葬の最大のメリットです。

住み慣れた我が家で、ご遺族も故人との穏やかな時間を過ごすことができます。

葬儀場や斎場を借りる費用を抑えることができる

葬儀場や斎場の使用料は、葬儀費用のなかでも大きな割合を占めます。

ご自宅での葬儀では、会場のための費用がかかりません。

時間を気にせず自由な葬儀ができる

葬儀に関する決まりごとにとらわれず、自由な葬儀ができる点が家族葬の魅力です。

最近は、故人らしい演出やオリジナルの祭壇など、さまざまなリクエストに応えてくれる葬儀社も多く見られます。

また、自宅葬であれば時間を気にする必要がありません。

葬儀場や斎場では、使用可能な時間が限られている場合もあります。

その点、ご自宅では慌ただしさを感じる必要はなく、心ゆくまで故人のそばに寄り添って過ごすことができます。

遺族や参列者がリラックスして葬儀を行える

家族葬では、社会的なつながりの参列者に気をつかう必要がありません。

ご遺族や近しいご親戚など気心の知れた方々のみで、リラックスして穏やかに葬儀をとり行うことができるでしょう。

細かなルールやしきたりにとらわれなくて済む

葬儀には、細かなルールやしきたり・礼儀作法があります。

家族葬とりわけ自宅葬では、このようなルールにとらわれる必要はほとんどありません。

自由に葬儀をとり行い、故人のお見送りだけに気もちを向けることができます。

【自宅葬のデメリット】家族葬を自宅で行うのは大変?

【自宅葬のデメリット】家族葬を自宅で行うのは大変?

あ

自宅での葬儀は大変と思われる方も多いものです。

では、自宅葬ではどのようなデメリットが考えられるのでしょうか。

葬儀を行う一定のスペースが必要

自宅で葬儀をとり行うためには、一定のスペースが必要です。

祭壇や棺のためのスペースはもちろん、参列者が過ごすためのスペースも必要です。

葬儀の準備が大変

自宅葬ではまず祭壇や棺を設置するお部屋の準備を整え、参列者を迎える準備をしなければなりません。

葬儀場や斎場を利用する場合とは異なり、これらの準備は主にご遺族やご親族が行います。

お身内を亡くされたばかりのご遺族にとって、葬儀の準備が精神的・肉体的負担になってしまう可能性もあります。

近所の方の理解が必要

自宅葬をとり行うために、近所の方々のご理解は欠かせません。

葬儀の際は人や車の出入りが多く、騒がしくなりがちです。

また僧侶の読経が聞こえたり、お香の香りが漂ってしまうこともあるでしょう。

集合住宅であれば、なおさら気づかいが必要です。

思わぬトラブルを避けるためにも、あらかじめご近所へは自宅で葬儀をとり行うことをお知らせしておきましょう。

マンションなどの集合住宅では葬儀を禁止している場合も考えられるため、まずは管理会社へ確認なさることをおすすめします。

あ

また賃貸住宅で葬儀をとり行う際には、必ず貸主の許可が必要です。

家庭の様子や事情が見えてしまう

自宅での葬儀では、参列者に家の様子や家庭の事情が見えてしまうことは避けられません。

たとえ身近なご親戚のみの自宅葬であっても、多少は片付け、家のなかを整えておく必要があります。

自宅葬を行う場合は葬儀社に相談しましょう

自宅葬を行う場合は葬儀社に相談しましょう

自宅葬は、ご遺族・ご親族のみでとり行うことも可能です。

しかし煩雑な手続きや近隣への対応など、不慣れなご遺族にとって負担になってしまうことも多いため、一度葬儀会社へ相談なさることをおすすめします。

葬儀のプロのアドバイスや手助けで、ご遺族の負担は大きく軽減されます。

よい葬儀社を見極めるためには、できるだけ多くの葬儀社を比較検討する必要があります。

急なご不幸の際、複数の葬儀社を比較検討する時間がなく、後々悔いの残る葬儀になってしまったというお話も聞かれます。

ご家族が健康なうちからそれぞれの葬儀について話し合い、「葬儀会社の資料を取り寄せる」「事前相談をする」など、いざというときのことを考えておかれてはいかがでしょうか。

あ

家族葬を行うのにおすすめの葬儀社はこちらの記事でランキング形式で紹介しているので、詳しく知りたい方はぜひご覧ください。

>>「【おすすめ葬儀社16社ランキング】口コミや評判、特徴を徹底比較!」

自宅葬の祭壇はどんな種類がある?

自宅葬の祭壇はどんな種類がある?

家族葬では、自由なスタイルで故人らしいお見送りが可能です。

なかでもオリジナルの祭壇は人気があり、多くのご遺族に選ばれています。

では自宅葬には、どのような祭壇が合うのでしょう。

あ

ここでは主な祭壇をご紹介していきます。

自宅のサイズに合わせた小規模な祭壇

スペースが限られた自宅葬では、小規模な祭壇を選ばれるご遺族が多いようです。

お部屋の大きさにあった小型の祭壇を選び、間取りに合わせてお好みでアレンジすることも可能です。

故人の好きなお花をあしらった花祭壇

自宅葬でも、生花をふんだんにあしらった花祭壇は人気です。

一般的な葬儀には白い花が用いられますが、家族葬では故人のお好きだったお花や季節のお花を色とりどりに飾ることもできます。

花祭壇はどのような宗教・宗派でも利用できます。

また洋室にもよく似合います。

あ

リビングルームに花祭壇を飾り、自宅葬の式場となさる例も多く見られます。

写真や絵を飾るなど自宅葬ならではの個性的な祭壇

自宅葬では、個性的なオリジナル祭壇をお選びになるご遺族も増えています。

思い出の写真や故人の趣味の作品・故人の好きなものを飾り、故人らしいたったひとつの祭壇をつくります。

従来の祭壇に比べ費用がかかってしまう場合もありますが、故人の人柄が偲ばれ、参列者の心を和ませる演出となるでしょう。

自宅葬を行う注意点

自宅葬を行う注意点

あ

自宅葬をとり行うためには、事前に確認しておかなくてはならない点や注意が必要な点があります。

ここでは、自宅葬ならではの注意点を挙げてみましょう。

葬儀を行う部屋や玄関の広さを確認する

まず、葬儀をとり行う部屋や玄関の広さを確認しておかなくてはなりません。

多くの葬儀会社では、6畳のスペースがあれば葬儀をとり行うことは可能としています。

6畳は、祭壇と棺のために最低限必要なスペースです。

このほかに、参列者が待機するための部屋・僧侶のための控え室も必要です。

あ

また玄関が棺が通れる広さであるかどうかも、必ず確認しておかれることをおすすめします。

階段がある場合は、棺を運ぶストレッチャーが必要

階段がある場合、棺を運ぶためにストレッチャーが必要になります。

ストレッチャーが通るために、十分な階段の幅があるかどうかの確認が重要です。

接待の用意をしておく

自宅葬であっても、参列者へのおもてなしは大切です。

一般の葬儀の「通夜振る舞い」や「精進落とし」と同じである必要はありませんが、お茶やお菓子を用意するなど、接待の準備は整えておきましょう。

また手作りのお食事や持ち寄りのお料理など自由なおもてなしが可能な点も、自宅葬の特徴です。

駐車場を確保しておく

車でお越しになる方がいらっしゃる場合、駐車場を確保しておかなくてはいけません。

自宅に車を停めるスペースがあればよいのですが、車の数が多ければ、さらに駐車場が必要です。

ご近所の迷惑にならないよう、近くの有料駐車場の場所を確認しておきましょう。

あ

できるだけ公共交通機関を利用してお越しいただくように、参列者に事前にお願いしておくのもよいでしょう。

出棺した後の留守番役を決めておく

出棺後には、葬儀社スタッフが祭壇を搬出し片づけをします。

火葬終了後ご遺族が戻られるまで、自宅に残り留守番の役目をする人を決めておかれることをおすすめします。

使用可能な電気容量をチェックしておく

葬儀では、照明器具などを用いることが多くなります。

また、参列者のために普段は使わないお部屋の電気や空調器具を使うこともあるでしょう。

契約電気容量を超えブレーカーが落ちてしまう事態を避けるため、事前に電力会社へ連絡し、自宅で契約している電気の容量を確認しておきましょう。

必要な場合は、一時的に電気容量を上げてもらうことも可能です。

マンションやアパートで自宅葬を行う注意点

マンションやアパートで自宅葬を行う注意点

あ

次に、マンションやアパートで自宅葬を行う注意点について考えてみます。

集合住宅では、一戸建ての住宅以上にご近所への気づかいが大切です。

エレベーターの広さを確認する

エレベーターのあるマンションの場合、ストレッチャーや棺が十分にエレベーターに入るかどうかの確認をしておきましょう。

奥に普段は隠れているスペースが付属したエレベータもあり、必要な場合は開けてもらえるケースもあります。

まずは、管理会社や管理人さんに確認をしてみましょう。

賃貸の場合は大家さんの許可をもらう

集合住宅では、そもそも自宅での葬儀がとり行えない場合もあります。

賃貸物件では大家さんの意向で決まるケースが多いので、必ず事前の確認が必要です。

また分譲マンションであっても、自宅での葬儀を規約で禁止している場合があります。

こちらは管理会社に連絡をして、規約を確認してもらうとよいでしょう。

自宅で家族葬を行う場合のマナー

自宅で家族葬を行う場合のマナー

あ

では自宅で家族葬を行う場合、守るべきマナーにはどのようなものがあるのでしょう。

家族葬全般で守るべきマナーもあれば、自宅葬ならではのマナーも考えられます。

香典を辞退する場合は明記する

家族葬では、お香典を辞退するご遺族が多いのが特徴です。

お香典ばかりではなく、お供物や供花・弔電も辞退なさるご遺族もいらっしゃいます。

お香典などを辞退する場合には、参列者が戸惑ってしまうことのないよう、訃報連絡の際にあわせて伝えておかれるとよいでしょう。

参列者のなかには、それでもお香典をお持ちになる方もいらっしゃいます。

その場合は、丁寧に事情を説明しお断りしてもかまいません。

葬儀の場であまり強くお断りするのも難しいというときには、お気もちとしてありがたく受け取り、後日お礼を差し上げましょう。

あ

家族葬での香典や弔電の断り方やマナーなどはこれらの記事でまとめているので、詳しく知りたい方はぜひご覧ください。

>>「【家族葬の香典は辞退すべき?】考え方や辞退の伝え方、文例を解説!」

>>「【家族葬の弔電】辞退するべき?送るべき?断り方のマナーや文例を紹介!」

呼ぶ人数は自宅の広さも考慮して決める

家族葬でどなたをお呼びするかについて、決まりごとはありません。

家族葬の参列者は故人の遺志とご遺族の意向で決まります。

たとえご親族であっても、日頃のお付き合いのない方はお呼びしないというケースもあります。

逆に、ご友人でも故人とごく親しい間柄の方には参列をお願いすることも可能です。

斎場を利用する場合、参列者が増えれば大きめの会場に変更してもらうこともできます。

しかし、自宅での葬儀ではそうもいきません。

自宅葬では自宅の広さも考慮して、葬儀にお招きする方の人数を決める必要があります。

葬儀にお招きしない方への連絡は、家族葬では控えるのが一般的です。

葬儀にお招きしなかった方へは、四十九日を目安に「故人が亡くなったこと」と「家族葬ですでに葬儀を終えたご報告」を兼ねたお手紙を差し上げましょう。

このときに、お知らせが遅れたお詫びの文面も添えるとよいでしょう。

また故人やご遺族の会社への連絡では「故人の遺志で家族葬で見送ること」をはっきりと伝え、参列を辞退する旨をご理解いただきます。

お香典やお供物・供花・弔電を辞退する場合は、その旨もあわせてお伝えします。

あ

家族葬に呼ぶ人数の範囲や葬儀に呼ばない方への連絡方法などはこれらの記事でまとめているので、詳しく知りたい方はぜひご覧ください。

>>「【家族葬の人数範囲は?】どこまで呼ぶべきか決める方法を解説!」

>>「【家族葬の挨拶状】葬儀後や忌明けの連絡、香典返しの例文を紹介!」

>>「家族葬は会社に連絡する?香典や弔電辞退のマナーや文例、対応を解説!」

自宅での家族葬に参列する場合のマナー

自宅での家族葬に参列する場合のマナー

あ

ここでは、自宅での家族葬に参列する場合のマナーを見ていきましょう。

自宅葬に参列する場合の服装

自宅葬に参列する場合の服装は、一般的な葬儀の場合と変わりません。

男性はブラックスーツ、女性も同じく黒色のワンピースやアンサンブル・スーツが基本です。

男性は黒のネクタイを選び、ネクタイピンやカフスボタンは使いません。

靴下・靴も黒色のものを着用し、目立つ飾りがついた靴は避けるように気をつけます。

女性のワンピースやアンサンブル・スーツは膝下のスカート丈が望ましく、袖丈も長袖か五分袖までのものを選ぶとよいでしょう。

光沢のある生地や透けすぎる素材は避けましょう。

ストッキング・パンプスは黒色のものを着用します。

お身内だけの家族葬では、ご遺族で話し合い服装を決める場合もあります。

「平服で」というご案内があった場合は、黒や紺・ダークグレーなど地味な色あいの服装で参列なさるとよいでしょう。

この場合も、男性はスーツ、女性はワンピースやアンサンブル・スーツが基本となります。

あ

家族葬に参列する立場別での服装マナーはこちらの記事でまとめているので、詳しく知りたい方はぜひご覧ください。

>>「【注意】家族葬の服装|立場やシーン別に守るべきマナーを完全解説!」

香典は遺族の意向を尊重する

お香典に関しては、ご遺族の意向を尊重することが重要です。

前もってお香典を辞退していらっしゃることが分かっている場合には、お香典は持参しません。

無理にお香典をお渡しすることは、マナーに反します。

分からない場合には、念のためお香典を持参されるとよいでしょう。

辞退されていれば、そのまま持ち帰ります。

あ

家族葬におけるお香典の考え方はこちらの記事でまとめているので、詳しく知りたい方はぜひご覧ください。

>>「【家族葬の香典は辞退すべき?】考え方や辞退の伝え方、文例を解説!」

供花は基本的に送らない

供花は、葬儀の式場を飾り故人を見送るために重要なものです。

出棺の際にも棺のなかに花を納め、故人のまわりを飾ります。

葬儀では、お悔やみの気もちを表すために供花を送ることは一般的です。

しかし家族葬で供花を受け取るかどうかは、ご遺族の意向で決まります。

お香典同様、供花も辞退されるご遺族も多く見られます。

ご遺族が供花を辞退されている場合は、お送りすることは控えるのがマナーです。

ご遺族の意向が分からないという場合には、直接ご遺族に問い合わせるなど、まずは確認をしてから手配なさることをおすすめします。

あ

家族葬における供花のマナーや送り方などはこちらの記事でまとめているので、詳しく知りたい方はぜひご覧ください。

>>「家族葬で供花は贈ってもいい?お花の選び方や手配のマナーを解説!」

弔電は辞退していなかったら送っても大丈夫

一般的に、弔電にはお返しが不要とされています。

このため弔電に関しては、ご遺族がとくに辞退していらっしゃらない場合には送ってもかまわないとされています。

ただし訃報通知に弔電を辞退する旨が明記されている場合は、弔電をお送りすることは控えましょう。

また葬儀の日程や会場が明記されていない場合も、弔電をお送りすることは控えます。

人づてに訃報を聞いたという場合にも弔電を送ることは控え、後日お悔やみのお手紙をお送りする・後日弔問にうかがうなど、お気もちを伝える別の方法を検討なさるとよいでしょう。

あ

家族葬への弔電の送り方やマナーはこちらの記事でまとめているので、詳しく知りたい方はぜひご覧ください。

>>「【家族葬の弔電】辞退するべき?送るべき?断り方のマナーや文例を紹介!」

自宅葬のメリット・デメリットを理解して葬儀を行いましょう

【口コミ評判まとめ】いい葬儀利用者は満足している声の方が多い!

自宅でとり行う自宅葬は、家族葬のなかでもさらに自由度が高いお見送りです。

住み慣れた自宅でお見送りができれば、故人もうれしく思われるでしょう。

しかし参列者を自宅にお招きすることで、片付けやおもてなしのしたくなど、ご遺族に思わぬ負担がかかってしまう場合も考えられます。

葬儀のための設備の整った斎場と住み慣れた自宅、両方のメリット・デメリットをよく理解し、それぞれのご家庭にあった場所で後悔のない葬儀をとり行いましょう。

あ

家族葬を行う際のマナーやオススメの葬儀社はこちらの記事でまとめているので、詳しく知りたい方はぜひご覧ください。

>>「【家族葬のマナー】参列する・しない、遺族側に分けて全マナーを紹介!」

>>「【おすすめ葬儀社16社ランキング】口コミや評判、特徴を徹底比較!」